その後の蚕 閲覧注意 集合体が苦手な方はご注意ください。

400個以上繭になりました。次の世代を残すためにカイコガにする繭を残し、残りは冷凍したり、煮て糸を取ったりしました。

実家の物置に、80年くらい前の糸をまくものがありました。台と回す部分がダメになっていたので、息子に直してもらい、昔の手作業のようにやってみました。2時間くらいの作業でしたが、とっても疲れました。昔の人はすごいです。

繭からカイコガが出てくる場面は思わず応援してしまいます。うまく出られるもの、途中でつかえてしまい、2日くらい苦しむもの、口から液体をかけて繭を濡らすのですが、穴をあけられないものもいます。人間は、蚕が繭を作るとき「しっかりした分厚い繭を作って、いい生糸がとれるように。」と思いますが、蚕が繭の中で蛹になり、いよいよカイコガになって出ようとする時、繭が分厚すぎたり、カイコガの生きる力が弱かったりして出られないということがおきることもあるのです。反対に繭が薄すぎて強度がなく、中の蛹が守られないこともあります。私は自然や生き物から、いつも子育てを考えてしまうのですが、これは人間にも当てはまると思ってしまいました。子どもたちが生きる力を身に着けて、幸せな人生を送ってほしいです。

繭からでると子孫を残すためにすぐ交尾します。

生まれたてはクリーム色の卵が、少しづつ灰色っぽくなってきます。

生まれる寸前の卵です。黒い頭が見えます。そして黒い蚕の赤ちゃんが誕生しました。毛子と言われています。黒くて毛が生えています。1回目の脱皮を終えると小さいながらも蚕の姿になります。

生まれたては柔らかい新芽をあげます。これも人間と同じです。

また子どもたちと蚕の生活がはじまりました。市内の保育園や保護者や職員ももらってくれましたが、まだまだたくさんいます。私のオーバーワークになっていますので、ほしい方はご連絡ください。青梅梨の木保育園 0428-24-7481 園長 宮川美子