園庭の掲示板に貼り付けていたカマキリの卵の1つが孵化しました。明日から天候が崩れるのを知っているかのようにいい日を選んでくれました。紙の小さな袋の中で孵化したカマキリは、壁にうつり、上に向かって広がっていました。すでに花壇に移動しているのもいました。孵化しやすい時間帯は、早朝で2~3時間かかるそうです。気が付いた時には孵化は済んでいました。それでも子どもたちは、初めて見る生まれたてのカマキリに夢中で見入っていました。
カマキリの卵は小さな粒々ですが、周りを泡が固まったような断熱材で固められています。これを卵鞘と言い、卵を寒さ、暑さ、乾燥、衝撃から守ってくれます。孵化するタイミングも、春になり餌の虫が出そろった頃を見計らって、小さなカマキリがかまをふりふり出てきます。自然は素晴らしいですね。カマキリは小さいながら大人と同じ姿で、生まれてすぐでも子どもたちの手から素早く逃げられます。虫好きの保護者さんが送り迎えの時に気にして見ていただいていたのを、私は見ていました。たくさんの可愛いカマキリをお見せしたかったです。
子どもたちから、何を食べるのと聞かれました。「小さな虫だよ。アブラムシを食べるかもしれないね。」カラスノエンドウにはいつもアブラムシがいます。ちぎってカマキリがたかっている掲示板に張り付けてみました。これからアブラムシ探しも始まるかもしれません。園長