今年2度目の繭ができました。

卵で冬を越し、生まれた蚕が繭になり、繭から生まれたカイコガが交尾して卵を産み、また蚕がたくさん生まれました。市内の保育園に「桑の葉があれば、蚕を育てませんか。」と声をかけたところ、たくさんの保育園が蚕をもらってくれました。さすが青梅はまだ桑の木があります。蚕を育ててくれた保育園の先生方からは、「蚕に癒されています。」「蚕の成長が楽しみです。」「子どもたちがよく観察しています。」など嬉しい反響がありました。もともとは保護者からいただいた蚕ですが、昔織物の町だった青梅でたくさんの子ども達が蚕を育てる経験ができたことは素敵なことだと思います。園長

生れたばかりの蚕です。私は可愛いのですが、集合体が苦手な人はちょっと辛いかもしれません。

蚕も大きくなり、脱皮後時間が経ち、皮膚がしっかりしてくれば、子ども達が触っても大丈夫のようです。

満室になりました。入りきれなかった蚕は他のマンションに入りました。新型コロナウイルスによる非常事態宣言でお休みしていた子どもたちも、2回目の蚕の成長を見られて良かったです。テレビのニュースで、雅子様と愛子様が蚕をお世話されているのを見た子どもたちもいて、「蚕は同じかな?」と言っていました。日本の伝統が消えていったり、生き物が絶滅していったりしています。乳幼児期に少しでも見たり、聞いたり、触ったり、匂いを嗅いだり、音を聞いたりすることで、記憶が残ればいいなと思います。