蚕と子どもたち

2年前に保護者にいただいて蚕が、世代交代を繰り返し、2回目の冬を卵で越して、今年も元気に成長しています。子どもたちの生活の中に生き物がいる幸せを感じています。蚕のお世話も5歳児さんの虫好きさんが手伝ってくれて助かりました。子どもたちは指先が細くて器用なので、蚕を優しくつまむことができます。1歳児さんでも、手のひらに蚕を乗せて優しく観察できる子もいます。蚕や桑の葉や人工飼料の匂いも覚えて、「園長先生❕蚕の匂いがするよ。持ってきて❕」と言われたりします。

蚕が大きくなり、7箱で育てています。300匹くらいいそうです。

繭を作り始めました。最初は中が透けて見えるので、子どもたちも興味津々です。子どもたちに質問されて「蚕が繭を作って中で蛹になってカイコガになってでてきて・・・」という話をしてもなかなか伝わりずらいのですが、見ることですべて理解できます。子どもたちにとっては、繭になってしまうのは、淋しいことのようです。

小さいクラスの子どもたちも、蚕に優しくできます。保育園で育つ蚕は、皇居で愛子様、雅子様が育てられている蚕より、少しだけハードな生活をしているかもしれません。でも病気もせず元気です。園長