お蚕様

保護者から蚕をいただきました。蚕はなかなか手に入らない貴重な生き物です。5歳児きりん組でお世話して、昨日から繭になり始めました。白くて神々しい体、桑の葉をむしゃむしゃ食べる可愛い姿、おしりから小さなうんちをポロリと出す様子、子どもたちも初めて飼育する保育士も良い体験が出来ました。蚕の餌は桑の葉だけです。蚕をいつでも飼えるよう、ブランコの後ろに桑を植えています。今日、子どもたちから「繭の中のカイコがどんな蛹になっているのか見たい!」という意見。繭をハサミで切って中の蛹を見ました。「いい蛹になってるね」「蛹も可愛いね」とみんな納得していました。次は蛹からどんなカイコ蛾が出てくるのか楽しみにしています。カイコ蛾が交尾して卵を産み、卵からカイコが孵って成長し繭を作る。繭の中で蛹になり、蛾になって繭を破って出てくる。カイコは生物の営みを全てみられる貴重な生き物です。園長

繭もたくさんいただき、繭の周りの糸を子どもたちが綺麗に取ってくれました。繭をこれからどういう風に使うか検討中です。蚕は虫ですが、農家にとって貴重な家畜ということで、1頭、2頭と数えるそうです。そして「お蚕様」と呼ぶそうです。私が子どもの時通っていたそろばん塾で、養蚕をやっていたので養蚕については何となくわかっています。保育園の子どもたちもカイコを飼育でき、繭が出来たことは幸せなことだと思います。