台風の落とし物 コガタスズメバチ

昨夜の台風で園庭の木にかけていた巣箱が落ちました。中には蜂の巣が出来ていて巣箱をたたくと危険を感じた蜂が出てきてブンブン飛び回ります。スズメバチの中では攻撃的ではないコガタスズメバチです。まだ巣が小さいようで蜂の数も少ないです。今までスズメバチの目撃情報はなく、きっと子どもたちがいない安全な時間帯に蜂は活動していたのかもしれません。いくらおとなしいコガタスズメバチとは言え、園内にそのまま置くわけにはいきません。可哀想ですが退治することにしました。登園時間が終わり、園庭に誰もいないのを確認してからスズメバチの成虫を退治し、巣と幼虫を保護しました。毒を使うと幼虫も死んでしまい子どもたちにも見せてあげられないし、食べることもできなくなるので、複数の捕虫網を使い蜂を捕まえ、巣を確保できました。たぶん巣が木から落ちた時点でスズメバチも半ばあきらめていたようです。攻撃はされませんでした。保育園には蜂に刺されないための「ヘッドネット」と刺された時に毒を吸い出す「ポイズンリムーバー」があります。幼児クラスの子ども達には巣と幼虫を見せることができました。5歳児さんには詳しくスズメバチの特別講座を行いました。1つの部屋に1つの卵、さなぎになるまで大人のハチがご飯を食べさせていること。蜂が何を食べるか?どんな時攻撃するのか?どこで刺すか?おしりに針があることを知らない子が多かったです。幼虫を手に乗せて「かわいい」「他の虫の幼虫と似てるね」図鑑を持って来て調べたりしながらよく観察していました。幼虫はお腹を空かせていたので、興味のある子と一緒にエサも食べさせてあげました。園長

 

事務所の大人だけ蜂の誕生を見てしまいました・・・   ハチの巣を持って事務室に入ると、巣の中の幼虫もサナギも慌てたようで1匹がサナギの小部屋のフタを内側から茶色い口で開け始めました。そしてあっという間にサナギが蜂になって巣から出てきてしまいました。初めて見ました。感動です。子どもたちにも見せたかったです。上の写真は左から幼虫の小・大・サナギ・巣から出てきたばかりの蜂・成虫の順です。嬉しそうにネットかぶっているのはご存じ園長の宮川です。顔を刺されるとまずいのでネットは必需品です。幼虫の飼育は難しいので、金魚にあげようか?うこっけいにあげようか?炒めて食べようか思案中です。