5歳児、火を燃す楽しさを味わいました。

今年も5歳児が団子を作りました。この活動の中には食育・環境育?・サバイバル育?などたくさんの事が入っています。私たちも楽しい活動です。

上新粉と白玉粉を半々ずつ混ぜ、ぬるま湯でこねて小さく丸めます。

団子は見本と見比べながら同じくらいの大きさに丸めました。

出来上がった団子は焼く時間に合わせて、調理室でスチームコンベックでスチームをかけてもらいました。

園庭の中にある燃えるもの、燃やしていいもの探しをしました。子どもたちは次々木や樹皮、落ち葉を探してきて、火にくべていました。燃やすと有害物質がでる化学製品もよくわかっています。

いろいろな樹木や葉っぱを準備して燃やす実験をしました。枯れた杉の葉と、朝採ったばかりの緑の杉の葉を燃やして、【火のつき方、煙の出方、音、匂い】をくらべました。子どもたちが考えて「緑の葉っぱには水分が多いから燃えずらい。」「水分が多いと、白い煙がいっぱい出る。」など天才かと思うような意見がでました。柿、ゆず、桜、けやき、松、松ぼっくりなどいろんな素材を火にくべました。

竹串は職員が竹を裂いて、子どもたちが紙やすりできれいにした長い串です。団子を刺して火で焼いて、甘辛いタレをつけて食べました。

子どもたちは団子を焼くうちに、煙と風の関係に気づき、場所を風上に移動したりしながら、焼いていました。焼き加減も3個4個と焼くうちに上手になっていました。「もう焼けたかな?」よく見て触って「熱い。良く焼けてる。」たぶん今まで食べた中で一番おいしいお団子だったと思います。 5歳児さんは、山を歩き、川で泳ぎ、生き物を捕まえ、野菜を育て、火を燃やし、食べるものを作りました。卒園までに生きる力を身につける体験ができて良かったです。  園長