5歳児さんがお世話をしていたうこっけいが死んでしまいました。子どもたちがお別れをしてから、築山の端に穴を掘り土葬にしました。子どもたちから「うこっけいの目に土が入るとかわいそう」という意見があり、葉っぱを敷いた上に寝かせ、上には庭で摘んだお花や葉っぱをかけてあげました。土を盛り墓石を置きお線香をたいて天国にいけるようみんなでお祈りしました。長生きで、足腰が弱ってきても食欲は旺盛で、子どもたちが餌をあげると良く食べていたのですが、りっぱな大往生でした。子どもたちもそれぞれ死ぬということについて感じたようでした。人間以外の生き物が子どもたちの生活の中にいることは大切です。今はうこっけいが1羽になってしまいましたが、新しい鳥小屋が出来てきたら、また増やしていきます。
夕方の外遊びの時、うこっけいが天国にいけるよう、お墓の前で子どもたちが歌を歌ってあげていました。
子どもたちの会話「何を歌おうかな」「でんでんむしにする?」「それは6月じゃないの?」「七夕は?」「それは7月だよ」「うこっけいの歌は?」などかわいい話合いをしていました。うこっけいも喜んでいることでしょう。
子どもたちの会話の中から、5歳児の子どもたちが体験の中から生態系という概念を学んでいて、土に還る、他の生き物とつながっているという感覚が出来ていることに驚きました。 園長