スズメバチの巣の解体ショー

市内の公園で見つかったスズメバチの巣をいただきました。早速各保育室で子どもたちに見せ、最後に5歳児の子どもたちに巣を解体して見せました。私はハチが大好きです。蜂蜜を集めるミツバチやマルハナバチも好き、肉食系のアシナガバチやスズメバチも好きです。子どもたちにハチの生態や生活史、巣の作り方など話しながら巣の解体をしました。もちろんハチに刺されないためのお話もしました。とっても集中して聞いてくれました。小さなハチが巧みに巣を作り、仲間を増やしていくのか子ども達も驚いていました。この巣で秋に生まれた女王バチも、公園の木の穴の中で越冬していることでしょう。子ども達と探したいくらいです。

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スズメバチは、主に抗菌作用がありカビずらい檜などの樹木(樹皮ではなく)に、口に含んできた水を吹きかけ、カリカリ口で削り取り、それを巣の材料にします。プールなどの水場にハチが飛んでくるのはそのためです。アシナガバチは樹皮を材料にします。だからスズメバチの巣は壊れやすく、アシナガバチの巣は丈夫です。保護者の皆さんこんな文章まで読んでいただきありがとうございました。私が子どもたちに伝えたいのは、地球は人間だけのためにできているのではなく、また人間が幸せに生きていくためには、いろいろな生き物と共存していかなければならないこと。人間にも色々な人がいて、みんな大切なんだよ。と言うことかな?子どもたちが見たり、触ったり、匂いを嗅いだりして、色々なことに興味を持ってくれると嬉しいです。