5歳児親子遠足 御岳山ロックガーデンを歩きました

今年も5歳児親子遠足で、青梅の名峰「御岳山」に行きました。御岳登山鉄道の滝本駅に集合し、ケーブルカーで山頂へ。見晴らしの良い御岳平から東京スカイツリーを見ました。これから寒くなって空気が澄んでくると、東京タワー、富士山、筑波山まで見えます。御岳ビジターセンターのお姉さんから、ムササビやリスが食べた葉っぱのお話等を聞き、名物ちゃあちゃんまんじゅうをほおばりながら、歩き始めました。急坂と階段を登りきると、御岳神社です。「立派な小学生になれますように。」お祈りしました。いよいよ山道に入り、紅葉を楽しみながら歩き、長尾平で昼食です。長尾平は、緊急時のヘリコプターが発着できる場所で見晴らしがよく、とても気持ち良い場所です。そしていよいよロックガーデンを歩きます。狭い山道を親子で手をつなぎ歩きます。これから大きくなったら手をつなぐことも減っていきますよ。清流と紅葉と澄んだ空気、子どもたちも自然の中にとけこんでいきます。そして綾広の滝に到着。滝つぼでお目当ての「ヒダサンショウウオ」探しをしました。「ヒダサンショウウオ」を2匹、「サワガニ」を1匹捕まえました。「ヤマアカガエル」には逃げられてしまいました。みんなで観察したあと、元の場所に返しました。そして山の上に登り、行きと違う道で帰ってきました。距離も長く、坂もあり大変なコースですが、毎日走り回っている子どもたちは、帰りまで元気いっぱい、保護者の皆さんも山歩きを楽しんでいただきました。ご協力ありがとうございました。

今年は青梅市内で熊の目撃情報が多く、御岳山でも数回目撃されています。本州の熊はツキノワグマで、北海道のヒグマよりおとなしいと言われています。御岳山ビジターセンターの方と連絡をとりあいながら、実施を決めました。本当は熊の方が人間を怖がっていてあわないようにしています。人間が居ると分からせてあげればいいので、熊よけ鈴を鳴らしながら歩きました。遠足前日に、熊の生態や熊に遭遇した時の逃げ方、等の話をしたので、帰りには子どもたちから「熊いなかったね。」と少し残念そうな声もきかれました。御岳山は秩父多摩甲斐国立公園の中にあり、動植物の持ち帰りができないこと、絶滅危惧種が生息していることも話すと、真剣に聞いてくれました。