放射能対策として残念ですが堆肥を作りません。
毎年保育園と公園の落ち葉で堆肥を作り、カブトムシの幼虫を育て、野菜を作っていましたが、今年はあきらめました。木に降り注いだ放射性物質が、雨で洗い流されてもごつごつしたところに残り、それが吸収されて春に芽吹いた葉に含まれているそうです。今年の落ち葉は心配なので堆肥作りを断念しました。昨年の落ち葉で作った堆肥は、運よく保温のために上に風呂マットを乗せていたので放射性物質から守られていたと思います。放射能で汚れた土に、更に化学肥料や農薬を使うのは嫌なので、安全な野菜くずなどで作った生ゴミ堆肥は使っていきます。シイタケも危険なので保育園で作ったシイタケは廃棄しました。原木も汚れているので廃棄します。6月からビニールハウスで栽培してきた菌床栽培のキクラゲもそろそろ終わりになりますので、汚染されていないと思われる菌床を堆肥にしたいと思います。
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堆肥箱 今年は落ち葉は入れません。 | 子どもたちと作っている生ゴミ堆肥 |
秋に木は葉を落とし冬を乗り切り、落ち葉は虫や動物の命を守り、土の栄養になり、自然は昔からきれいに循環していました。この循環を断ち切る恐ろしい放射能の影響はこれからどんなふうになっていくのでしょうか。自然を大切にすることと、科学の力に期待します。